双葉の強み

土へのこだわりConcept

地盤や土質を理解したうえで、施工できる高い技術力。

県の技術者として県内の市町村で土地改良事業に携わり、防水(グラウト)工事や地質調査の技術指導を行っていた先代が、双葉建設を設立したのは昭和35年。地質調査会社としては県内で一番古い会社として歴史と伝統を受け継いでいます。
昭和42年には土質試験室を開設して、地質調査、土質試験、さく井工事、防水工事、法面処理工事、地すべり防止工事、ボーリング工事、アンカー工事など、土木中心に実績を重ねてまいりました。
代表自らも大学で土質力学を学び、土にこだわってやってきたのが双葉建設の強みになり、地質調査のほか測量・建設コンサルタント業務などを担う調査部と工事部が両輪となって、調査、測量から設計、施工まで、地盤や土質を理解したうえで施工できる高い技術力に信頼が寄せられています。

環境に優しい工法Environment

BIWAソイル緑化工法

BIWAチップマルチング工法

双葉建設が現在力を入れているのが、環境配慮循環型の法面工事で、その一つ「BIWAソイル緑化工法」は、滋賀県内で発生する間伐材や伐根材をチップ化してリサイクルした生育基盤材(BIWAソイル)に、肥料や種子を混ぜて法面に吹き付けて緑化を図る工法で、急勾配でも施工できるのが特徴です。また、現場で発生する伐採木をチップ化して有効利用することもできます。
さらに、生チップ材にセメントや強化材を加えて吹き付ける「法面防草マルチング工法」は、植物の育成を抑える道路などの維持管理にも活用できます。
また、「ノンフレーム工法」は自然環境を損なうことなく、斜面の表層すべりを防止する工法で、3~5mのロックボルトを斜面に多数打設して、地山とロックボルトの相互作用で斜面の安定を向上させるというものです。樹木の伐採や切土の作業が不要で、残土処理も伴わないため、環境に優しく、コストも縮減できる工法です。木を切ったり、景観を変えたりできない場所にも施工できることから、当社では竹生島の法面保護工事をこの工法で施工しています。
「ジオファイバー工法」は、砂質土と連続繊維(ポリエステル)をジェット水とともに噴射して、法面に厚く強靭な土構造物を築く補強土工法です。モルタル・コンクリート吹付工などの従来工法と同等の法面保護効果が期待できるうえ、緑化や樹林化にも適しています。

技術の継承Technology

定期的に技術研修会を開き、技術の共有を図る。

新しい技術や工法の導入にも熱心に取り組んできた双葉建設では、今後、熟練した技術者のノウハウをどうやって次の世代に伝えていくかを課題に、月1回技術研修会を開いて、現場での課題や工夫を発表し、意見を出し合って技術の共有を図っています。
「技術者を育てることに熱心だった先代の志を受け継ぎたい」想いを胸に、さまざまな現場の条件に合わせて工夫していくような、マニュアル化できない部分を継承していくことが、高い技術力の保持につながります。
平成19年にはエコアクション21を認証取得したほか、管理道路の除草や清掃を行う美知メセナ、甲賀市の環境保護活動など社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
今後も土を活かすことを主眼に置きながら、社会のニーズと顧客の信頼に応えられる企業であり続け、災害に強く環境に優しいインフラ整備を考えた時、当社の技術力への期待がさらに高まっていると感じます。